コメディカルの方との関係はどうですか?
大きな病院はコメディカルの方ともしっかりと連携を取っている職場が多いですよね。
担当医を中心として、患者さんに関わるコメディカルが、患者さんの情報をしっかりと共有する事でより良い治療環境になると思います。
看護師をしていると、看護師同士での話し合いと言うケースが多いと思いますが、担当医や薬剤師、栄養士、心理士、PTやOTなど他部署の方とカンファレンスなどをするととても勉強になります。
色々な職種がありますが、それぞれのアプローチがあって、おもしろいなと思います。
例えば病棟担当の薬剤師と話をしていると、1人1人の患者さんが現在飲んでいる薬はもちろんですが、どうしてその薬を選択したのか、薬の飲み合わせや副作用はどうなのか?より患者さんの事が分かります。
PTやOTと話していると、患者さんの現在のADLの評価も出来ますし、ゴールも見えやすいです。
緩和ケアでは積極的な治療はしませんが、その分、他の職場ではあまり重視しない事に着目する事が良くあります。
食事1つをとっても、終末期の患者さんにとっては、今日が最期の食事かもしれませんし、症状が辛い時は臭いや見た目で吐き気がしたり食欲が湧かなくなってしまいます。
栄養士は患者さんの希望になるべく沿う形で食事を作りますし、お皿1つ1つも選択出来たりします。
PTやOTも回復の為のリハビリではなく、悪性浮腫を取るためのマッサージや負担の少ない体の動かし方などを教えてくれるのでとても勉強になりますね。
コメディカルとの連携が取れている現在の職場はとても働きやすい良い環境だと思います。